あなたは、ぼかし肥料ってご存じですか?
ぼかし肥料とは、油かすや米ぬかなどの有機肥料に、土や
モミガラなどを混ぜて発酵させて作る肥料のことです。
もしかしたら、ぼかし肥料という名前は聞いたことがあった
という方もいるかもしれませんね。
なぜ、ぼかし肥料と言うのかというと、あらゆる肥料が
ぼかされているということから、ぼかし肥料と言われて
いるようです。
そんなぼかし肥料ですが、実際にどうやって作ったり、
使うものなのか分からない場合もあるかと思います。
そこでこの記事では、ぼかし肥料について詳しくご紹介して
いこうと思います。
今、ぼかし肥料について調べている方のお役に立てますと
幸いです。
初心者でも簡単♪ぼかし肥料の作り方
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早速、ぼかし肥料の作り方からご紹介したいと思います。
先ほどお伝えした、あらゆる有機肥糧をミックスした基本の
作り方をご紹介したいと思います。
作り方はこちらのサイトを参考にしました。
まず準備するものは、油かす2kg、魚かす1kg、
骨紛1kg、鶏ふん1kg、米ぬか500g、やや湿った
畑の土5kg、蓋ができるポリバケツです。
作り方は、まず用意した有機肥料をすべて混ぜ合わせます。
そして水3~4Lを加えて、よくかき混ぜます。
ポリバケツに土を数センチ入れたら、先ほどの有機肥料を
その上に重ね、土と交互に層状に積んでいきます。
一番上に土がくるように積み上げたら、バケツに少し
隙間をあけて蓋をしたら、ひとまずこれで出来上がりです。
週に1~2回は切り返すように混ぜて、2~4週間繰り返して
完成となります。
日頃から畑をしている方は、こちらの作り方ができるかと
思います。
また、用意する有機肥料は、そのときに用意できるもので
いいようなので、必ず上記のものを全部用意しないといけない
わけではないようですよ。
次に、自宅でもできる初心者でも簡単な作り方を見ていきます。
用意するものは、野菜クズなどを刻んだ生ゴミ100g、
乾燥させた腐葉土、もしくはたい肥150g、1.5~2Lサイズの
ペットボトル(上のすぼまった部分は切っておく)、ガーゼ、
輪ゴム、保管用段ボールです。
作り方は、ペットボトルの底に腐葉土を用意した3分の1(50g)
ほど敷きます。
生ゴミと腐葉土50gを混ぜ、先ほどの上に入れます。
残りの腐葉土50gをさらに上から入れます。
ペットボトルの口をガーゼで覆って、輪ゴムでとめます。
段ボールに入れて、段ボールは閉じずに日向に置いて
管理します。
1日1回ほどかき混ぜながら、4週間ぐらい管理したら
完成です。
いかがでしょう?
これなら、初心者の方でもできそうですよね。
材料は、ホームセンターなどにも売っているので、
手に入れやすいかと思いますよ。
次に、生ゴミを使って、ぼかし肥料を作る際に気をつけたい
ポイントを5つご紹介します。
気を付けたいポイントはこちらのサイトを参考にしました。
一つ目は、「水の量に気を付ける」ということです。
材料を混ぜ合わせる時点で水分量が多いと、出来上がった
ときに水気が多く失敗してしまいます。
二つ目は、「野菜は小さく切る」ということです。
野菜があまりに大きすぎると、発酵が上手く進まず失敗する
可能性もあります。
三つ目は、「腐った生ゴミは入れない」ということです。
野菜を発酵させることで、ぼかし肥料が作れますので、
もともと腐っているものを使うと上手くいきません。
四つ目は、「油の多いものは入れない」ということです。
油の多いものを入れると、発酵が上手くできない場合が
あります。
五つ目は、「一度にニオイの強いものを入れない」という
ことです。
これは、ニオイ防止のためにも覚えておきたいですね。
以上の5つの点にも気をつけながら、ぼかし肥料作りを
してみてくださいね。
ぼかし肥料の使い方!元肥と追肥はどっちがいい?
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ぼかし肥料は、有機肥料の中でも、比較的効果が早く
現れます。
なので、じっくりと長持ちしますよ。
そして、ぼかし肥料の使い方としては、元肥としても
追肥としても、どちらでも使うことができます。
ぼかし肥料は、非常に栄養分が多いので、一般的な化成肥料など
よりは、少なめに使うのがいいようですね。
作り方が載っていた上記のサイトに、元肥として使う場合と
追肥として使う場合のやり方も載っていました。
具体的にやり方を知りたい方は、先ほどのサイトも参考に
やってみてくださいね。
まとめ
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これまで、ぼかし肥料の作り方、さらにぼかし肥料を作る際に
気を付けたいポイント5つ、そしてぼかし肥料の使い方を
ご紹介しました。
ぼかし肥料の魅力は、自分の好みに合わせて栄養分を
調整できるところにあります。
今育てている作物などに、作ったぼかし肥料を使うことで
何かを育てる楽しみがさらに増しそうですよね。
ただし、ぼかし肥料を使う際には、作物が栄養過剰にならない
ように、使う量に注意したいですね。
ぼかし肥料を適量使うことが、園芸や家庭菜園にとっても
効果的です。
ぜひ、一からぼかし肥料を作って、上手く活用してみて
くださいね。
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